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「人生に迷う君に送る24の手紙」永松茂久さんらしい一冊レビュー

「人生に迷う君に送る24の手紙」永松茂久さんらしい一冊レビュー

 

katsuのテキトーレビュー
ジャンルビジネス
おすすめ年代層10代~30代
読みやすさ 5.0
役に立つ度 4.0
読み返したい度 5.0
総合おすすめ度 5.0

 

今回は永松茂久さん渾身の一作人生に迷う君に送る24の手紙のレビューです。

 

サブタイトルは大切なのは、「捨てる勇気」だ。とあります。このサブタイトルの通り、中身は「捨てる」ことに特化しています。

 

例えば『こんなことを言ったら笑われるかな?を捨てる』『「べき」を捨てる』といった感じです。人生を生きていく中で、誰もが大切にしているはずのことをそれって本当に必要なの?と永松さんが問いかけてくれる。そんな本です。

 

この本のタイトルは、恐らく特攻隊を彷彿とさせる「24の瞳」と、本田健さんの「大富豪からの手紙」をモチーフにつけられたものでしょう。タイトルだけを見ても永松さんの気持ちが溢れている気がします。

「人生に迷う君に送る24の手紙」ってどんな本?

目次はこんな感じで構成されています。

第1の手紙 人の目を気にするのを、そろそろやめにしないか?
第2の手紙 自分を否定ばかりしていないか?
第3の手紙 自分の意思を大切にしているか?
  ・
  ・
  ・
第24の手紙 君は夢に生きるか?夢を生きるか?

 

このように24部構成されていて、各項目に更に2,3通の「~を捨てる」手紙という形で構成されています。ひとつの手紙はページ数が少なく設定されているので、とにかく読みやすいです。

 

ひとつ記事から抜粋させて頂きましょう。第22の手紙「君の大切な人は笑っているか?」から1通。

『つい理屈っぽくなってしまう君へ 「伝わりにくい言葉」を捨てる』

物事を伝えるには、大きく分けて4パターンある。
①簡単なことを簡単に伝える
②簡単なことを難しく伝える
③難しいことを難しく伝える
④難しいことを簡単に伝える

私は④番をできる人が本当の伝えるプロだと思う。師匠は、私が若い頃いつもこう教えてくれた。

「いいかい、難しいことを伝えるなら誰にだってできる。でもね、私はその難しいことを、どうやったら誰にでもわかりやすく伝えることができるかって、いつも考えているんだよ」

当時の私は、その言葉の意味をあまり理解できていなかったように思う。人に伝えるのに難しい言葉なんて必要ない。

 

こんな永松さんの言葉。

そりゃ本もメチャクチャ読みやすいはずです。

 

パッと見は各ページの余白が大きいように思えますが、びっしり字が書いてある本に比べてなんて読みやすいことか。推理小説でいうところの赤川次郎さんの作風と感じました。


スランプ脱出?前回の本よりはるかにいい。

さて、ここからは率直に感想を申し上げます。

 

前作「影響力」、そして前前作の「言葉は現実化する」の出来栄えは正直「少し残念」でした。僕は全ての作品を読んでいて、これらの作品は以前こちらでレビューしています。

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言葉は現実化する

 

内容はとても良いとは思うのですが、よくあるタイプのビジネス本に近づいていて永松さんらしさが消えている。大勢で本を作るとこんなことになってしまうのか?と残念な気持ちを抱えていました。

 

しかし今作は違います。

 

例えるなら僕が永松さんに一目惚れした「斎藤一人の道は開ける」に近いと感じます。

 

この「道は開ける」は師匠の斎藤一人さんの言葉を多用し、永松さんの気持ちを綴ったものでした。リアル「嫌われる勇気」の哲人と青年ですね。今回の「人生に迷う君に送る24の手紙」は、この「道は開ける」を永松さんひとりで作り出しているイメージです。

 

言葉尻を見ていくと、敬語だったり問いかけ調だったりとてもキレイな文章とは言えません。でも、そこに永松さんの気持ちが注ぎ込まれています。思うがままにパソコンでキーボードを叩いてみた。気持ちを全部叩き込んでみた。そんな本です。

 

永松さんの弱い部分も包み隠さず述べられているこの本。今まで読んだビジネス本の中でも特にオススメしたい一冊です。ぜひ若い人に読んで頂きたい。

さいごに。

この本の手紙は全て『~を捨てる』で構成されています。ただし「そんなの捨てちゃいなよ~」ということではありません。永松さんが巻末で述べていますが「手放す」ということです。

 

一見「捨てる」と「手放す」は同じように思えますが、意味が全く違います。

 

「捨てる」とは何も考えずに放り出すこと。
「手放す」とはこれまで大事にしてきたものを、感謝の気持ちをこめてそっと置いてみること。

 

今まで自分を形成してきた大事な考え、大事な気持ち。人生を良くするためには余分な思考を持っていると自分が溢れかえってしまいます。そんなとき、思い切って大事なことをそっと一旦置いてみてはどうか、という提案がこの本には書かれています。

 

こういったビジネス本というものは自分に良い影響を与えるために読むものです。ここまでのレビューを見て、自分の肌に合わないと感じるようであれば、読まない方がいいでしょう。

 

ほんの少しでも気になるなら、読んで見る。そして素直に受け入れてみる。そうすることで、少なくとも永松さんのように100万部を売り上げる作家の考えを吸収することができるはずです。

 

この本は、これまでの本以上に永松さんの気持ちが現れている本です。そして、明らかに若者向けに書かれています。これからいくらでも道を選ぶことができるあなた。素直な気持ちで読んでみてはどうでしょうか。

 

とても価値がある本ですよ!

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