Amazon API問題で「WPアソシエイトポストR2」から「Rinker」に移行
katsuです。ようやくAmazonアソシエイトの審査に合格し、楽天アフィリエイトとバリューコマース(Yahoo!ショッピング)と合わせてこんなキレイな広告が表示できるとわくわくしておりました。
(プラグインRinker公式ページより画像をお借りしました)
こういったひとつの商品に複数のショッピングサイトボタンを貼り付けるためにはツールを使う必要があります。僕はWordpressを使っていますので、プラグイン「WPアソシエイトポストR2」か「Rinker」どちらを使うか悩み、結果「WPアソシエイトポストR2」を選択しました。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
物販用プラグイン「Rinker」と「WPアソシエイトポストR2」比較katsuです。このブログでは「本当にいいものご紹介」カテゴリでたまーにオススメ商品を紹介しています。 ブログ内で商品を宣伝し、読者の方に購入[…]
「WPアソシエイトポストR2」はAmazonアソシエイトの広告利用が必須です。Amazonの広告をベースとし、同じ商品を楽天、ヤフーショッピングから抜き出し、リンクボタンを複数作ることができるプラグインです。
つまり、Amazonの広告が利用できなければプラグインの意味がありません。そのためにAmazonアソシエイトの審査合格をとても喜んでいたのですが・・・
WPアソシエイトR2の商品検索画面にAPIリクエストの上限を超えましたというエラーが出続けて使い物になりません!
理由を色々と調べ、最終的には「WPアソシエイトポストR2」から「Rinker」に移行しました。さっそくその経緯をご説明しましょう。
PA-APIとは
不具合のトリガーとなった「PA-API」とは「Amazon Product Advertising API」の意で、要はツールから商品検索を行うための橋渡し機能です。
どうやら2019年1月より規定が改正されAPIの利用回数が制限されたようなのです。つまり、WordPressプラグインからAmazonの商品を検索したり、価格更新をしたり・・・とアクセスする回数が制限されてしまうということです。
そしてAPIを通して商品が売れると、約5円ごとにAPI利用回数が増えていくのだとか。30日間APIを通して商品が売れない場合、APIの利用を制限されてしまう可能性もあるというのです。
とりあえずそんな売れんやろうし、気にせんとこ。
そう思っていたのですが、僕の場合なぜか最初から「APIリクエスト上限超え」となってしまったのです。WPアソシエイトポストR2のヘルプを見るとこんなことが書いてあります。
原因がわからないとは・・・。それに、もしも原因がわかったとしてもWPアソシエイトポストを利用している限り、API上限と戦い続けることになってしまいます。Amazonのサーバー負荷軽減といった理由からこういった措置がとられるのでしょうが、これはなかなか厳しい制限です。
Rinkerに移行する理由
WPアソシエイトポストR2は設定がとても簡単で一発広告が作れる最高のプラグインだったのですが、こういったAPI問題の中、更に細かい設定ができる「Rinker」に移行することを決意致しました。
Rinkerが有利だと考えたのは以下の理由です。
WPアソシエイトポストはAmazonベースでしたが、RinkerはAmazonと楽天どちらかをベースにすることができます。広告掲載時に楽天を使ってAPI回数を削減することもできますし、最悪Amazon APIに制限がかかっても楽天で生き残れる可能性があります。・商品情報再取得制限をかけることができる
価格を提示した広告を掲載すると、最新価格を表示するために何度もAmazonに対して価格確認を行うこととなり、API回数を無駄に使ってしまうことになります。Rinkerはこれを制限できます。
いざというときに楽天をベースに広告が形成できるのはかなり有利です。細かい設定を行うのは大変ですが、最初さえしっかり設定しておけばあとは楽だろうと考えてRinkerへ移行です。
Rinkerの導入方法と使い方
それではRinkerの導入方法をご説明します。見た目に反しあっという間に設定完了しました。僕はWPアソシエイトポストR2からの移行だったので、設定を丸写しで即利用できました。
Rinkerのインストール
提供元であるこちら(https://oyakosodate.com/rinker/)からプラグインをダウンロードし、インストールを行ってください。
インストール方法については前回の記事でも触れています。
物販用プラグイン「Rinker」と「WPアソシエイトポストR2」比較katsuです。このブログでは「本当にいいものご紹介」カテゴリでたまーにオススメ商品を紹介しています。 ブログ内で商品を宣伝し、読者の方に購入[…]
Rinkerの設定
WordPressツールバーの「設定」→「Rinker設定」を開き、一通りの設定を行います。僕の設定を掲載しておきます。まず基本設定です。
商品情報の再取得は「再取得をしない」にしておきます。広告に価格は表示されなくなりますが、API回数を節約することができます。広告に価格書いていなくてもいいですよね・・・。
次にAmazonアソシエイトの設定です。
赤ラインの部分を設定します。各設定については、それぞれヘルプリンクがありますので参考にしてください。かなり詳しく書いてあります。リンク先は「リンク先を商品の詳細画面にする」を選びましょう。API回数を削減できます。
続いて楽天アフィリエイトの設定。
「アフィリエイトID」を登録するだけで終了です。こちらもID入手方法はヘルプを参照ください。リンク先を「検索画面」にしておくと、広告のリンク先が検索画面となり商品をたくさん提示することができます。
最後にバリューコマースの設定です。
こちらもsidとpidを入力して終了です。pidに関しては、取得するたびに番号が変わりますので悩みました。ヘルプを参考に登録しましょう。
もしもアフィリエイトの設定については「空欄」とします。「もしも」経由で商品が売れたとしても、AmazonのAPI回数は増えません。よってこの欄は設定しない方が得策です。残る項目「Googleアナリティクストラッキング」についてはお好みで。
Rinkerで広告を貼ってみる
さっそくRinkerで広告を作ってみます。てっきりRinkerは商品リンクを作ってからコードを記事エディタに貼り付けるものだと思っていましたが、そんな煩わしい作業は不要でした。いきなりエディタに広告を貼り付けることができます。
まずはエディタの「商品リンク追加」を押します。
「楽天市場から商品を検索」タブで広告したい商品を検索します。相変わらずオススメナンバーワンのサーモス保冷缶を検索してみました。
ここでAmazonから商品検索を行ってもよいのですが、さっそく検索でAPI回数を無駄に使うことになってしまいます。楽天で検索を行えば問題ありません。こうして2大ベースで検索できるのがRinkerの最大のポイントですね!
商品リンクを追加すると、エディタにコードが貼り付けられます。シンプル・・・
プレビューをしてみると・・・
無事に広告を作成することができました!!
嬉しい~これをどれだけ夢みたことか・・・。
商品リンク機能も便利
Rinerをインストールすると、Wordpressツールバーに「商品リンク」が追加されます。覗いてみると・・・
先ほど追加した広告がしっかりと追加されています。ここに広告が全てまとまるのはメチャメチャ便利ですね!
検索もできるし個別に編集することもできます。編集画面は・・・
こんな感じでごちゃごちゃしていますが、基本的に触る必要は無いでしょう。リンク先をどうしてもカスタムしたい場合などに自由に使えそうです。
さいごに
Rinker。思った以上に簡単に設定でき便利で融通がきく。
これまでWPアソシエイトポストR2が最強かと思っていましたが、融通がきく面ではRinkerが上です。WPアソシエイトポストは確かに超シンプル設定なのですが、今回のようにトラブルが発生することを考えるとRinkerがオススメかもしれません。
融通をきかせたい方はRinker。
今回僕は完全にRinkerに傾いてしまいました。オススメプラグインです!!
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