「道をひらく」松下幸之助著レビュー
katsuのテキトーレビュー | |
ジャンル | ビジネス |
おすすめ年代層 | 30代~ |
読みやすさ | 4.0 |
役に立つ度 | 3.0 |
読み返したい度 | 4.0 |
総合おすすめ度 | 4.0 |
katsuです。今回は、松下幸之助さんの「道をひらく」をご紹介します。
以前、人生を変える言葉たちにもこの本を取り上げたことがあります。その時にもお伝えしましたが、この本500万部を超える超ベストセラー本です。
以前この本をご紹介した記事はこちらです。
「道をひらく」はどんな本?
まずは目次をご紹介してみましょう。
・日々を新鮮な心で迎えるために
・ともによりよく生きるために
・みずから決断を下すときに
・困難にぶつかったときに
・自信を失ったときに
・仕事をより向上させるために
・事業をよりよく伸ばすために
・自主独立の信念をもつために
・生きがいのある人生のために
・国の道をひらくために
こうしてとりあげてみると、とにかくスケールの大きさに驚きます。
本文にはそれぞれ小見出しがあって、全て2ページの見開きで読めるようになっています。文字も大きく、とても読みやすい構成の本だと思います。ただし文章自体は少し古い表現や難しい表現もあり、読みづらく感じる方もいるかもしれません。
この本はひとことでいうと、ビジネス本の聖書です。
勘違いの無いように書いておきますが、これはビジネス本の中でも素晴らしい本だ、という意味ではなく、文章自体が聖書を思い出すような精神論に溢れている、という意味です。何らかの具体的なテクニックが書いてあるわけではなく、あくまで「心構え」ですね。
たしかに良書だが・・・
さて、この本が売れているのには理由があると思います。
松下幸之助さんの知名度が高すぎる。ビジネスの神様としてあまりに売れすぎてしまっているのです。そんな人が書いた本なのですから、「ビジネス本の神様」と崇められるのも当然です。企業が社員に推し進めたりということも多々あるのでしょう。
以前の記事でも書きましたが、この本は本当に素晴らしい本です。松下幸之助さんの集大成といっても過言ではありません。しかし、あえて苦言を言います。
この本に書いてあることが全てではありませんし、必ずしも正しいとは限りません。
この本が最初に出版されたのは1968年。時代はどんどんと遷り変わっています。当然ビジネスの常識も、生活様式も・・・何もかも遷り変わっているのです。例えばネット社会の拡大。仕事の様式も、人との付き合い方も大きく変わりました。
本を読んで「なるほどなあ」と感じるのは良いのですが、それをどう活かすか。過去の松下さんの言葉をどう活かすかがとても重要になるのです。
この本を読んでいただくとわかりますが、本当に日本発の聖書を読んでいるようなものです。読んでない方にはぜひ読んで頂きたいですね。
そして日本をどう良くしていくか。考えていきたいですね。僕にはスケールが大きすぎるか・・・。
活ノートでは最新記事の投稿情報をメールでお伝えしています。お気軽にご登録ください!
配信例はこちらにあります。