自分には自分に与えられた道がある。
by 松下 幸之助さん
そろそろタイヤ交換しなければ。katsuです。
今回はパナソニックの創業者、松下幸之助氏の有名な書籍「道をひらく」をネタにしてみます。
この本、なんと発行は1968年とあります。そして僕の持っている本は第237刷です。すごい・・・
そして累計販売数は500万部を超えています。そんなとんでもない本。しょっぱなにはどんなことが書いているのか興味ありませんか?
「道をひらく」
最初の項のタイトルはずばり「道」です。一部抜粋させて頂きましょう。
自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない。
二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。
せまい時もある。
のぼりもあればくだりもある。
坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
~中略~
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
松下さんの心意気というのでしょうか。誠実さというのでしょうか。この「道」という最初の一節によく現れています。
どんな人でもこれまで歩んできた人生がある。
それを振り返ってみなよ。
キミだけの大切な人生だったでしょ?
これからも苦労は続くかもしれないけど、それがキミの人生。
かけがえのない人生を精一杯頑張れよ!
このメッセージをしっかりと受け取りました。
脇道にそれてもいい時代
あなたはこの「道」をどんなイメージで受け取りましたか?厳しい道、苦労が多い道、怖い道・・・
どうしてもそういったイメージがありませんか?それが修行なのだよ!って・・・
これは古い考え方だと思います。日本人はこういった考え方が根付いているのかもしれませんよね。
道なんて、本人がどう思うかでいばらのの道にもなればお花畑の道にでもなると思いませんか?日々目の前の暮らしの中で、どれだけ楽しむか。今楽しくないと思っていることでも、どれだけ楽しいと感じられるようになるか。
道だけではなく、頭の中もお花畑にしちゃいませんか?
そしてたまには脇道に逸れてもいいんじゃないですか?
たとえ脇道でも、そこにはキレイな花が咲いてるかもしれませんよ。僕にとってはこのブログ。何とかキレイな脇道にしたいものです。
自分の道を楽しもう・・・!
PHP研究所とは・・・
さいごに。
この本の出版社であるPHP研究所。この会社もまた、松下幸之助氏の創業会社なんですよね。PHPとは「Peace and Happiness through Prosperity」(繁栄によって平和と幸福を)という意味があるんですね。
こんなところにも想いをこめる松下さん。こんな人間になれたらなあ、と感じてやみません。
(参考)松下幸之助「道をひらく」