C言語無料開発ソフトはこれしかない。Visual Studioを使ってみよう!
katsuです。今日は少しお勉強のお話。
C言語を学習する環境を無料で作る方法を紹介します!
今回説明するのはズバリMicrosoftのVisual Studio(ビジュアルスタジオ)の導入方法です。
僕はこう見えて(見えんか)多少のC言語をたしなみます。C言語は学校のプログラミング教育や、社会に出てからの技術者のひとつのスキルとして結構重要視されています。C言語を学習しようとすると初心者には難しく感じてとっつきにくかったり、そもそもどうやって勉強するのかがわからなかったり、お金がかかるのでは・・・なんて心配があったりするはずです。ですが、
C言語はパソコンがあれば初心者でも無料で楽しむことができます。
もちろん本格的なアプリを作るのは大変ですが、C言語の初歩を学ぶことは誰でもできます。今回は無料でVisual Studioを導入する手順から、画面上でボタンを押すと『Hello World』と表示されるプログラムを作ってみたいと思います。
ちなみにこの記事を書きながら作業します・・・簡単なはず、チャンレジしてみます!
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無料でVisual Studioをインストールしよう
さて、まずはパソコンにVisual Studioを無料でインストールしましょう。無料版はVisual Studio Communityという名称で、マイクロソフト公式サイトから配布されています。URLはこちらです。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/free-developer-offers/
そもそも無料なんてありえるの?と思われるかもしれませんが完全無料です。企業で本格的に開発業務に使う場合は法人版を購入する必要がありますが、個人で利用する分にはお金はかからないんです。
昔からExpress版といって、機能が制限されているものが無償で配布されたりしていましたが、今の時代はフルで利用することができます。C言語にチャレンジするにあたって、変なフリーソフトを入れるよりマイクロソフトのパーフェクトなIDE(統合開発環境)を導入するべきでしょう。
さっそく僕もインストール作業を行ってみます。まずは先程のURLを開くとこちがの画面が表示されます。
マイクロソフトなのでWindows専用かと思いきや、なんとMac用も準備されています。これはすごい!!
ただ、MacとWindows版は画面や操作性に差異があるようです。家でMac、会社でWindowsを使う予定なんていう場合は少し注意が必要ですね。僕はWindowsなのでこちらからインストールを始めます。
「無料ダウンロード」をクリック。本当に無料なので何の遠慮もいりません。クリックするとこちらの画面が表示されます。
この画面が表示され、しばらくすると自動的にインストーラ(Visual Studioをインストール開始するためのプログラム)がダウンロードされます。ブラウザにはこんな感じで表示されます。
サイズは1Mちょいなので一瞬です。この「vs_community…exe」部分をクリックするとインストールが始まります。
ここでインストールしているのはVisual Studioをインストールするためのインストーラです。
Visual Studio自身はたくさんの機能を持ったIDE(統合開発環境)。このインストーラで必要な機能をパソコンに追加したり、削除したりできるというわけです。
インストーラのインストールが終了するとこちらの画面がでてきます。
ここでめげないでください。もう少しです。Visual Studioの何の機能をインストールするか、どこにインストールするかを選びます。
とりあえずC言語を嗜む程度ですので、画像の通り「.NETデスクトップ開発」にチェックを入れます。「場所」は変更する必要はありません。「全部ダウンロードしてからインストールする」を選び「インストール」ボタンを押しましょう。これだけで6GB以上の容量を消費しますが、最近のPCなら全く問題無いでしょう。
このようにインストール画面が表示されます。
あとはこのまま待てばインストール完了です!
インストーラでいつでも機能変更ができますので、気軽にチャレンジできそうですね。
Visual Studioをさわってみよう
無事にインストールが完了するとこちらの画面が開きます。
もうひと手間残っていたか・・・。Visual Studio Communityを使うためにはマイクロソフトアカウントを登録する必要があります。
ここは「作成」からメルアドを入れるだけで簡単に登録できるので割愛。個人情報を入力する必要はありません。
こちらからいよいよVisual Studioスタートです。「Visual Studio開始」を押して新しいプロジェクトを作成してみましょう。開発設定は「全般」のままでOK。配色テーマは好きなものを選びましょう。
ではHello World表示プログラム作成にチャレンジしてみます!
Hello Worldというのは「ようこそプログラミングの世界へ!」という意味です。(そのまんま・・・)初めてプログラミングを作るとき、まずは一番簡単な文字出力を行う場合が多いです。Hello Worldというのはこのときに表示する有名な言葉というわけです。
ここからは手順を書いていきます。まずは「新しいプロジェクトの作成」。
「Windowsフォームアプリケーション」を選んで次へ。
「新しいプロジェクトを構築します」は何も変えずに次へ。
Visual Studioの構築画面が出てきたら、左側の「ツールボックス」から「Button」というアイコンを探し、それを右に表示されているフォーム(Windowsのウインドウ状の画面)にドラッグします。
同じく「label」アイコンも右のフォームにドラッグするとこんな感じになります。
この画面がプログラムを起動したときに表示される画面というわけです。
この「button1」ボタンを押したとき、下の「label1」部分に「Hello World」を表示するようにプログラミングしてみます。フォーム上の「button1」ボタンをダブルクリックするとコーディング画面が開きます。
ここに赤線部分のコード「label1.Text = “Hello World”;」を追記してください。フォーム上の「button1」がクリックされたとき「label1」のテキストを「Hello World」に書き換えるというプログラムがこれだけで完成です。
コードを書き終えたら上の開始ボタンを押すと・・・
プログラムが起動しました!ここでボタンを押すと・・・
ラベル部分がHello Worldと表示されました!
これでひとつのプログラムが完成したというわけです。やってみると簡単ですよね。
さいごに
さて、今回はVisual StudioでWindowsフォームを使ったC言語作成の第一歩を説明してみました。
C言語のことはほとんど説明していませんが・・・手順を追って作れば、意外と簡単にウインドウ画面を用いたプログラムを作ることができます。
ややこしい記事になってしまったかもしれませんが、実際にやってみると結構簡単です。あまりにVisual Studioの機能が多すぎるので途中混乱するかもしれませんが、必要な機能だけを選んで使えば決して難しくないはずです。
今回こうして僕がVisual Studioをインストールしたのは仕事で勉強しなければならない状況に追い込まれつつあるから・・・。
皆さんも一緒にC言語プログラミング、始めてみません?
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