【Wordpress】Subscribe2でブログ更新情報を通知する方法。メルマガもできます。
katsuです。皆さんのブログを拝見していると「読者登録」というボタンをたまに見かけます。はてなブログなどの無料ブログでは「読者になる」ボタンが最初から準備されていたりするんですよね。
僕も読者登録ボタンつけたい!
読者として登録されるということは、読み手とブログの管理者双方にメリットがあると感じるのです。
・ブログの更新情報やお得な情報をメール通知することができる。読者はすぐに情報を知ることができ、ブログ記事を見にいくことができる。ブログ管理者としては読者の集客につながる。
・メール配信機能にコラム等を載せてメルマガとして発信することもできる。(広告も配信できる)
・ブログ管理者のモチベーションアップにつながる。
逆に、こんなデメリットも考えられます。
・読者側としてはサイトから頻繁にメールが送られると迷惑。(そもそもメールが嫌な人は読者登録しない)
・ブログ管理者の手間が増える。設置の労力、正しく配信されているかの確認・・・気になることがひとつ増える。
・Wordpressに新たなプラグインを追加することで、サイトの表示速度がわずかに遅くなる
特に僕の場合、モチベーションアップに大きくつながることが何より大きなメリットだと感じます。読者としてメールアドレスを登録するなんて、普通であれば面倒でやりませんよね。読者登録するということは、ブログのファンであることを読者が証明するということです。ブログ管理者としてはこれ以上嬉しいことはありません。
さて、今回はブログの更新情報の通知を目的としてWordpressへの機能追加にチャレンジしてみます。
プラグインSubscribe2を導入する
さて、今回はWordpressのプラグイン「Subscribe2」の導入を行います。他にも良いプラグインがあるのかもしれませんが、ネット上での情報が一番多いという理由から「Subscribe2」にチャレンジします。
しかし、詳しく解説されているサイトはほとんどなく、かなり苦労しました・・・。この記事を読んでくださっているWordpressユーザーさん、ぜひ読者登録してみてくださいね!
Subscribe2の導入と日本語化
まずはSubscribe2を導入します。いつも通りWordpressのツールバーの「プラグイン」→「新規追加」で「Subscribe2」を検索します。
インストールを行って有効化すると、Wordpressのツールバーに「Subscribe2」のカテゴリーが新しく追加されます。
右側に少し画面ショットがありますが・・・はい、英語ばりばりです。一度設定をしてしまえば英語でも苦労は無いのかもしれませんが、どうやらこのSubscribe2には日本語化ファイルが用意されているようです。せっかくなので導入してみましょう。
こちらのサイトから最新の日本語化ファイルをダウンロードします。
https://www.sandalot.com/tech-blog/
検索窓から「Subscribe2」と検索すると、日本語化ファイルの最新版が表示されるはずです。こんな感じ。
この場合だとバージョンはv10.21です。圧縮ファイルをダウンロードして、解凍しましょう。そのままでは使えません。
使用するのは「subscribe2-ja.mo」というファイルです。readmeを読むとインストール方法が記載されています。
・インストール方法
“subscribe2-ja.mo”ファイルをプラグインディレクトリのsubscribe2フォルダにアップロードする。
デフォルト:http://サイトドメイン/wp-content/plugins/subscribe2/
この通りの場所にsubscribe2-ja.moを配置すると日本語化が完了しました!ファイルのアップロード方法については、Wordpressを運用されているサーバーで異なります。(僕はffftpを使っています)
ちなみに、稀に日本語化がうまくいかない場合があるようですがサーバーのlanguagesフォルダ(wp-content/languages/plugins)にアップロードすることで上手くいく場合があるようです。
自分のドメインとメールアドレスの確認
さて、ここからはいよいよSubscribe2の設定です。ここでひとつ重要なチェックを行う必要があります。Wordpressの「設定」→「一般」画面を開いてください。確認すべきはここです。
Subscribe2の設定を行う上で、サイトのサーバーとメールアドレスのドメイン名が一致している必要があるのです。一致していない場合、設定画面でこんな警告が出ます。
僕の場合、メールアドレスはフリーのGmailを使っていますので、一致していません。このままではSubscribe2がうまく使用できないかも、ということです。
しかし、恐らく使用できないのは投稿ページの「自分にテストメールを送る」機能だと思われます。残念ながら配信前の事前テストはできませんが、送信後に自分にメールが届くようにしておけば「正しくメール送信ができたこと」の確認はできます。わざわざドメイン名を合わせるのではなく、テストメールをすっぱり諦める方針で以降の説明を進めます。
Subscribe2の設定「読者設定画面」
では、設定画面で調整を行っていきます。WordpressのツールバーからSubscribe2を選ぶと4つのタブが出てきます。まずは「読者設定画面」です。このように設定します。
まずメール形式ですが、配信するメールの形式を選ぶことができます。HTMLとテキストの2種類がありますが、配信先のメール環境がHTMLに対応していない場合も十分に考えられるので、テキスト形式が無難です。
そして送信内容は「抜粋のみ」にします。投稿時に抜粋欄に記載した内容だけがメールに記載されるようになります。全文を読むためにはサイトに来て頂く方針です。他の記事もできれば読んでいただきたいですから。
「購読カテゴリー」は、どのカテゴリーの更新情報をメール配信するかを選びます。特に問題無ければ全てを選んでおけばOK。カテゴリーが新しく追加された場合も自動追加したいので、こちらもチェックを入れておきます。これでまずひとつ設定完了です。
Subscribe2の設定「メルマガ読者」
次に「メルマガ読者」を見てみましょう。この項目は基本的に設定を行う必要はありません。メール配信先一覧表です。機能としてメールアドレスの追加と削除を行うことができますが、基本的にさわる必要は無いでしょう。
設定には「Subscribe2登録者」と「WPユーザー」がありますが、基本的にメルアド登録されるのは「Subscribe2登録者」だけです。「WPユーザー」には、自分自身のメールアドレスだけが登録されているはずです。こちらも何もさわる必要はありません。
試しに手動登録してみるとこんな感じです。ここにメルアドがいっぱい並んでほしいものです・・・。
ひとつだけポイントがあります。「一括操作」の中には「Delete」と「Toggle」があります。Deleteは削除するだけですが、Toggleはメルアドが赤く表示されたり黒く表示されたりします。
赤表示は仮登録状態だという意味です。読者登録機能は、メールアドレスを登録すると「本当に登録してよいですか?」というメールが登録者に配信されます。その後本登録を行っていただくことになるのですが、赤文字は本登録されていない仮登録状態だということです。ここも閲覧するだけなので基本的に勝手に設定を変更する必要はないでしょう。
Subscribe2の設定「設定」
こちらが設定の本丸です。活ノートではこのように設定してみました。
メール通知設定
赤線部分を変更しました。メール配信制限は特に必要が無いと感じますので「0」にします。送信頻度は「投稿ごとに通知」です。
注意するのは「メール送信者」です。送信者にはサイトタイトルを選ぶこともできるのですが、どうやら文字数が多すぎるとメール配信に失敗する場合があるようです。そのためユーザー名である「katsu」を選んでいます。
メールテンプレート
メール配信フォーマットの設定です。デフォルトは全部英語ですので、中身を解析しながら日本語にしてみました。僕はこのように設定しましたが、皆さんもぜひ楽しくカスタマイズしてみてください。
通知メール
{BLOGNAME}
ブログに新記事を投稿しました。ぜひご覧くださいませ!
「{TITLE}」
{POST}
記事はこちらからご覧ください。
{PERMALINK}
このメールは記事投稿の際に配信されます。これからも楽しい役に立つ記事を配信していきます。今後も応援宜しくお願い致します。
いつもありがとうございます!
{MYNAME}
登録/登録解除の確認メール
「{BLOGNAME}」はこちらのメールアドレスより {ACTION} のリクエストをお受けしました。
リクエストを完了するためにはこちらをクリックしてください。
{LINK}
このメールに覚えがない場合は内容を無視してください。ご迷惑をおかけ致しました。
{MYNAME}
登録未確認ユーザーへのリマインドメール
「{BLOGNAME}」はこちらのメールアドレスより購読登録/登録解除のリクエストをお受けしました。
リクエストを完了するためにはこちらをクリックしてください。
{LINK}
このメールに覚えがない場合は内容を無視してください。クリックが行われない場合、このメールアドレスは自動的に購読リストから削除されます。
{MYNAME}
「LINK」の前後にはスペースを空けるように注意してください。リンク機能がうまく働かない場合があります。
WPユーザー
こちらはWordpressユーザー向けの設定ですので基本的にデフォルトのままにします。これらの設定がどのように有効に使えるのだろうか・・・。しばらくSubscribe2を使ってみて問題があるようであれば調整しようと思います。
外観
こちらの設定はこんな感じです。
デフォルトページを「読者登録ページ」とし、その他はデフォルトとしました。デフォルトページは読者登録ページを新しく作成し、そのページを選んだほうが良いでしょう。最初は適当に「お問い合わせ」ページを選んだりしてみましたが、登録や登録解除の本登録の際、読者に対しデフォルトページが表示されます。よってデフォルトページは作成しておいた方が良いでしょう。
僕の場合はこんな感じで作っています。
「活ノート」の更新情報をメールでお伝えします!いつも活ノートをご覧いただきありがとうございます。読者登録は当サイトの更新情報をメールで配信する機能です。ぜひ気楽に登録してみてください。登録解除はいつでも可能です。配信例です。[…]
ひとつ「カウンターウィジェット」が少し気になりました。登録者数を表示できるものの、使い勝手が悪いので運用は諦めました。
その他の設定
「禁止ドメイン」を登録することができるようですが、基本的に登録することはないでしょう・・・。デフォルトの白紙のままです。
Subscribe2の設定「メール送信」
こちらのタブでは設定を行う項目はありません。メッセージの送信(メルマガ配信など)に使用するためのタブです。
使い方は簡単。タイトルと本文を書いて送信先を選び、送信ボタンを押すだけです。僕の場合は現段階ではメルマガの配信は考えておらず、記事の投稿情報通知だけに留めたいので使用することはありません。
唯一使うとするとメールのテスト送信でしょうか。しかし、自分に送るときは注意が必要です。上で挙げた「サイトのサーバーとメールアドレスのドメイン名が一致している」条件を満たしていなくても正しくメール送信できてしまうのです。そのため、こちらから自分にテスト送信する意味はほとんど無いでしょう。
Subscribe2の読者登録を設置する
設定が完了してしまえば設置はものすごく簡単です。エディタに「S2」ボタンが表示されますので、クリックして設置完了です。
そしてプレビューするとこんな表示が・・・
どうやらWordpressにログインしたままでは登録機能が使えないようです。ログアウトすると正しく表示できます。(設置時に本当に面倒です)
無事に設置できました。この機能を使って専用の固定ページ「登録/登録解除ページ」を作成できるというわけです。また、ウィジェットでも設置することができます。こんな感じで作成するとうまく表示できました。参考にスクリーンショットを貼っておきます。
さいごに
Subscribe2の設定方法はいかがでしたでしょうか。少し間違うと大勢の方に迷惑をかけてしまう機能なので、とても怖くもあります。少しでも大勢の方に記事を定期購読して頂きたい、そんな思いからでしたが慎重に運用していきたいものです。
さいごに、下に「S2」ボタンで登録フォームを置かせて頂き、設定方法の説明は終了とさせていただきます。こちらから読者登録が可能です。ぜひ登録してくださいね!