正論がいつも正しいとは限らない
by katsu
katsuです。
今日は「正論」という言葉について考えてみたいと思います。正論とは「正しいことを論じる」と書きます。人にとって正しいこと、そして正義。
じゃ正論さえ貫けばいいのか・・・というとそうではありません。正論が必ずしも万人に受け入れられるものとは限らないからです。
自分は正しいことを言っているのに!
と憤る正論おじさんもいれば、
あいつはいつも正論ばっかり言って気に入らない!
と受け取る側の人もいるでしょう。そしてお互い人はそれを理不尽だと感じます。こんな理不尽が渦巻いていると、やっぱり人との関係って大変だなあ、と感じてしまいますよね。僕は知りませんでしたが、産経新聞に正論というコラムがあったりするんですね。それだけ人にとって重要キーワードなのかもしれません。
さあ、「正論」ってどのように考えればよいのでしょうか。そして人との関係性ってどのように構築していくものなのでしょうか。
正論が必ず正しいとは限らない
さて、こんな場面を考えてみましょう。
警察に届けなさい!と言うことは正論です。しかし、万人が同じ意見かというと「?」です。正論は確かに正しいのですが、「誰もが10円玉は警察に届ける」ことが常識かというとそうではないからです。これは極端な例ですが、正論が必ずしも正しいとは限らない一例です。
ここで大事なのは、常識(common sense)です。
常識とは、大勢の人が正しいと感じることです。そういった常識の流れに乗ることが、人との良い関係性を創るひとつの要素となることは間違いありません。ただし常識が必ず正しいとは限らないのも事実です。
ここが難しいところです。場合によっては少数意見を貫くことも必要となります。少数だからといって淘汰されてしまうと、間違った常識を創り出してしまう可能性もあります。では、どのように物事を判断したら良いのでしょうか。実は意外と簡単です。
どれだけ周りに愛情を与えられるか。
どれだけ正論であっても、周りの人を不愉快にさせたり、被害を与えたりするものであっては意味がありませんからね。
人それぞれ考え方が違うことを知る
さて正論について書きましたが、皆さんがこの同じ記事を読んだとしても、それでも意見の食い違いは発生します。なぜなら、人それぞれ考え方が違うからです。これは人それぞれの生活環境や、経験、知識が異なるからです。
考えてみれば当然なのですが、頭でわかっていても人と付き合う上で、人はこのことを忘れてしまいます。どうしても自分中心で考えてしまい、相手と意見が食い違うと相手の意見が間違っている!と感じてしまうのです。
ひとことで言ってしまうと性格の違いです。
性格の違う人と付き合うには?
では性格の違う人とはどのように付き合うべきでしょうか。
まず、性格の違う人と付き合う必要が無いのであれば、その人とは距離を置きましょう。無理に近づいて仲良くなる必要はありません。単に友達を増やしたいから、などという理由で近づくと、余計に困ったことになります。
世の中、どうしても自分とは性格が合わないという人がいます。わざわざ近づいて我慢をしてストレスをためるのは変だと思いませんか?無理をする必要はありません。
そして、どうしても付き合わなければならない場合。というか、人それぞれ性格が違うのですから、絶対に性格の違う人と付き合うことになるのです。これは変えられない事実なんですよね。
ここは深く考えず「ふわっ」と人と付き合いましょう。
この「ふわっ」とした考え方も人それぞれです。僕が下手なアドバイスをることはできません・・・。みなさんひとりひとりで、深く考えない「ふわっ」とした人との付き合い方を見つけてくださいね。
追記。
さて、ここからのコメントはこの記事を投稿してから2年半後にkatsuが追記をしています。・・・いや、結構良いこと書いてたんだなw実はこの記事「人生を変える言葉たち」カテゴリーの中でトップのアクセス数を誇ります。それだけ正論について考えている、検索している方が多いということでしょう。
僕自身、この記事を書いてからたくさんの経験をしました。たくさんの新しい人との付き合いもありました。その中には冒頭に取り上げた、いわゆる正論おじさんもたくさんいました。何を言っても聞く耳もたず、自分の考えを曲げない人。そんな人が上司にいたりすると手がつけられません。
そんな今の僕が思うことは・・・ひとつは上に書いた「ふわっ」とした感覚でいること。これは今でも変わりません。もうひとつは正論に正論をぶつけないこと。これは何も良いものを生みません。
解決はやはり人に対する愛情かなあ。愛情の無い人とは割り切って付き合うべきかなあ。そんなこんなを考えながら成長するのが人なのかなあ。
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