スーザン・ボイルに習う。年齢なんて特徴のひとつでしかない。
byスーザン・ボイル
katsuです。
またまた久しぶりの「人生を変える言葉たち」の記事です。
なにげなくYoutubeを見ていて(普段ほとんど見ないんですけど)偶然こんな動画を見つけました。
スーザン・ボイルがブリテンズ・ゴット・タレントという番組に初めて出演したときの動画です。
スーザン・ボイルのことは名前ぐらいしか知りませんでしたが、歌手としてこれほどの激しいデビューを果たしているとは・・・。素人が出演するオーディション番組なんですが、笑われ馬鹿にされる中、歌唱力と人柄だけで観客をすべて虜にしてしまいました。
そんな中で発したことば。審査員に年齢を聞かれ、47歳と答え呆れられたとき・・・
年齢なんて私の特徴のひとつでしかないわ!
こんな名言で審査員を一蹴しました。ともかく動画を見て頂くのが一番なのですが、今回はそんなスーザン・ボイル初出演の場面を記事にしてみます。
スーザン・ボイルがゴット・タレントに出演
ブリテンズ・ゴット・タレントという番組は素人が出演するオーディション番組。審査員が3人から5人くらい?までいて「イエス」「ノー」、つまりその特技が芸能として有りか無しかを判断する番組です。
スーザン・ボイルが出演したときの審査員は3人。バッサリ切ることで有名なサイモンを始め、女優のアマンダ、ジャーナリストのピアーズ。番組で認められると当然将来が大きく開ける可能性もありますから、厳しく審査されることは当然です。
それでは、審査の場面を会話形式で紹介しましょう。(ちなみに日本語訳は僕の脚色満載です)
スーザン・ボイルがステージに登場
スーザン・ボイルがステージに登場。
その姿はどう見ても普通の「おばさん」。体型はとてもスマートとは言えませんし、髪もぐちゃぐちゃ。とても「タレント(才能)」を今更披露したところでどうしようもないだろう、と言ってしまいそうな年齢。
審査員はもちろん、観客も失笑が漏れます。
観客:
「何しにきたねんw」
「テレビに出るのにもう少しきれいな服きてこいよw」
「おばちゃんやんw」
会場はざわめきます。もちろん悪い意味で・・・。
サイモン:
「名前は?」
スーザン:
「スーザン・ボイルよ」
サイモン:
「どこから来ましたか?」
スーザン:
「ウエストロージアンのブラックバーンから。」
サイモン:
「大きな街?」
スーザン:
「ええっと・・・あれが集まって・・・何だろう。村?そう村が集まったような感じ。」
サイモン:
「年齢は?」
スーザン:
「47歳よ」
サイモン:
「(47歳ってw会話もままならんし・・・何しにきたのよ)」
感情が完全に表情に出てしまうサイモン。笑いでざわつく会場。スーザンもそんな不穏な空気を感じないわけがありません。ところが・・・
スーザン:
「年齢なんて私の特徴のひとつでしかないわ!」
と腰をふりふり。審査員も観客も、もはや失笑しかありません。
サイモン:
「わかったよ。何か夢はあるの?」
もはや機械的に質問をするサイモン。
スーザン:
「プロの歌手になりたいの。」
観客:
「プーッ。クスクスクス。(殺せんせー風)」
サイモン:
「なぜこれまで実現できなかったの?」
スーザン:
「チャンスが無かったからだと思うの。でも今日はここで夢を叶えたいの。」
誰もが「(この大勢の観客がいる会場で)記念に歌いにきただけね・・・」と思ったことでしょう。
サイモン:
「どのような歌手になりたいの?」
スーザン:
「エレイン・ペイジのような。」
思わず嫌悪感を顔に出す観客。
スーザン:
「レ・ミゼラブルの『夢やぶれて』を歌います」
アマンダ:
「(ほーーーん・・・・・)」
ピアーズ:
「(名曲やんwそんなん歌ったらあかんてw)」
思わず笑ってしまうピアーズ。そして・・・曲が始まります。
スーザン・ボイルの『夢やぶれて』
観客:
「ちょ・・・大丈夫なん?」
そんな心配をよそにスーザン・ボイルが第一声。
I dreamed a dream in times gone by~
一気に会場の空気は変わります。
サイモン:
「!?」
アマンダ:
「!?」
ピアーズ:
「!?」
会場からの割れんばかりの歓声を背に浴び、思わず拍手してしまうピアーズ。
このあとは・・・
文字通りの「一人舞台」。
すべての観客を審査員を感動の渦に巻き込みました。
涙ぐむアマンダ。
衝撃と感動に沸き立つ観客。
あれだけ失笑の海だった観客にも微笑みかけるように歌うスーザン。
審査員であることを忘れたかのようなサイモン。
歌い上げたときはスタンディングオベーションでした。
スーザン・ボイルの評価は?
歌い終わったスーザンは・・・
すぐにステージを立ち去ろうとします。
スーザン・ボイルは少し変わったところがあるようで、昔はいじめの対象にもなっていたそうです。自分の感情をうまく伝えることができず、悩みに悩んだ人生を歩んできたはずです。
審査員たちはスーザンを呼び止め、溢れんばかりの感想をスーザンにぶつけます。
ピアーズ:
「この3年間でこれほど衝撃を受けたことはないよ。エレイン・ペイジと聞いてみんな笑ったけど、今は誰も笑う人なんていないよ!」
アマンダ:
「初めはみんなあなたのことを笑った。それは本当に愚かだったとみんな目を覚ましたわ。あなたの歌声を聴けたことは光栄だった。」
サイモン:
「僕には最初からわかっていたよ。あなたはまるで『虎』のようだね。」
「夢やぶれて」の歌詞になぞらえて「虎」という最大の賛辞を送ったサイモン。
さて、判定は?
ピアーズ:
「これまでに無い最大級の『イエス』だよ」
アマンダ:
「もちろん『イエス』よ」
サイモン:
「スーザン・ボイル。今日はお帰りください。お土産に3つの『イエス』を持ってね。」
さいごに
見事に観客を感動させ、全てを奪い去ったスーザン・ボイル。
歌う前は誰にも響かなかったことば。
年齢なんて私の特徴のひとつでしかないわ!
このことばが大勢の心を揺り動かすことになりました。
この動画のコメントにもあるのですが、実力で人を感動させるのって本当にすごい。持って生まれた天性だと言う人もいるかもしれませんが、少なくとも自分の長所を活かす場所を自分で見つけ、人を惹き付ける感動を生んだのはスーザン・ボイルの努力、そして人柄に他なりません。皆さんもぜひこの動画をご覧になってください。
ちなみにこの動画を見つけたのは、この狩野英孝さんの動画の派生からでした。このギャップには触れないでください(笑)
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