道近しといえども行かざれば至らず
by 荀子
微妙に風邪気味です。みなさんは大丈夫ですか?katsuです。
今回は荀子の言葉をご紹介します。荀子は中国の思想家です。紀元前3,4世紀頃に生きた人ですね。こんな時代からこんな言葉が唱えられていたなんて驚きませんか?人間の生き方って昔から変わらないんだな~と感じます。
荀子の名言。座右の銘になっています。
さて、荀子の言葉をお伝えしましょう。実はタイトルの名言にはまだ続きがあります。
『道近しといえども行かざれば至らず。事小なりといえども為さざれば成らず。』
意味はなんとなくわかると思います。
やろうとしていることの道がどんなに近くても、まず足を踏み出し、そこへ行こうとしなければ行き着くことはできない。その物事がどれだけ小さくて簡単なことであっても、やらなければ完成することはない。
この言葉は、昔全く関係の無いQC手法(クオリティ・コントロール)の本を何気なく読んだとき、コラムとして書かれていた言葉です。何となく覚えていたのですが、僕の中では座右の銘となっていた気がします。
道は近いといえども。事は小さいといえども。
この言葉は、何かを成し遂げようとしている人にとっては、とてつもなく大事な言葉ではないでしょうか。
僕にとってはこのブログでしょうか。こう見えて普段の仕事はかなり精神的にキツイ状態です。その傍ら、何とか世のため人のために記事を書き、将来はこんな仕事ができれば、と夢みながら記事を書いています。
しかし、記事はほとんど誰の目にも触れず時間だけが経っていきます。果たしてこの先うまくいくかどうかも全くわかりません。いや、どちらかというと星の数ほどあるサイトの中で、失敗する確率のほうが遥かに大きいとも言えます。
そんなとき、ひとつひとつ記事を書くという作業が必ず自分のためになると信じています。少なくとも自分の文章を書く能力が鍛えられるという成果はあるはずですからね!
人って、目の前の小さなことを見ずに大きな夢を見すぎているのかもしれません。
大きな夢のためには、少しずつやっていくことが大事だとわかっているのに、いつか夢が実現しないかなあ、という夢をみる。
夢をみ続けることが好きならこれで良いのですが、このままでは夢が実現することはありません。やはり日々の一歩一歩が必要なのです。
荀子のような紀元前の人間たちも、やはり今と同じように一歩一歩事を成し遂げていったのです。今も昔も空が青いのと同じで、人間のやることも同じだったのですね。それはこれからも変わることは無いでしょう。
夢を実現するためには、まずは一歩踏み出すこと。先に何があるかわからないけれど、とにかく一歩踏み出すことが大切なのです。
どれだけ小さな一歩でも、前に踏み出す。
そんな心意気で、これからもブログをほんの少しずつですが、成長させていきたいと思っています。さて、みなさんにとっての座右の銘とは何でしょうか。