なぜ上司はヘボく見えるのか語ってみる。
by katsu
katsuです。さて、今日はなぜ上司はヘボく見えるのかについて考えてみます。
結論から言いましょう。
上司がヘボく見えるのは、自分のモノサシが短くて上司の大きさを測れないから
です。
もちろん本当にヘボい上司も大勢いるでしょう。でも、みんながみんなそうではありません。自分より上の立場にいる人間は、自分より優れたところがあるから上司なのです。
「本当にヘボい上司」のことは置いておいて、上司との付き合い方を少し考えてみましょう。
あるAさんと上司のBさん
少し例を挙げてみましょう。Aさんと上司のBさんの立場に立って感情を考えてみて下さい。
Aさんはプログラマー。
プログラムを得意としていて、会社の中では誰にも負けないと自負しています。しかしなぜかAさんはB上司に褒められることがありません。どちらかというと嫌われているように感じます。B上司は自分に命令ばかりして、自分では何もしていません。プログラムの知識もありません。自分はこんなにプログラマーとして優れているのに。とても不公平に感じています。周りの人に相談すると「それは大変だね」と同情してもらえます。
Bさんは大所帯の課長。
課の管理業務はもちろん、部下への業務指示も行っています。本当は体を動かす仕事が好きですが、立場上組織の運営を円滑にするために管理業務を全力で行っています。そんな中、Aさんには手を焼いています。プログラムの技術はあるのですが、協調性がなく独りよがりです。Aさんはとても将来管理職になる器ではないと判断しています。とりあえず得意のプログラム作業をさせておくしかありません。
この記事を読んでくださっているあなたの視点はどちらに近いですか?
器の小さい人間は自分のモノサシで全てを推し量る
さて、先程のB上司は一般的な管理職と言えるでしょう。独りよがりのAさんに命令し、しっかりと仕事をさせることができている分、優れた上司とも言えます。Aさんに仕事をさせることが上司としての役割ですし、それがAさんの成績・評価にもつながるわけです。
Aさんはどうでしょうか。残念ながらとても器が小さい人間としか言えません。自分のモノサシ、つまり「プログラムの技術」で上司を推し量ってしまっているのです。そのためB上司が「ヘボく」見えてしまうのです。そしてB上司からは評価を得ることができなくなってしまっています。
さて、今回の記事を読んだあなたはどのように感じますか?
Aさんの評価は当たり前、つまらない記事だ・・・と感じたあなたは上司としての視点、器を持っている人でしょう。
自分はAさんと同じ理由で、上司を「ヘボい」と考えたことがあるな・・・と感じたあなたは要注意。より自分の器を大きくするため、幸せになるために、少し視点を変えてみてはどうでしょうか。
さいごに
さて、この記事を書いている僕自身、もちろんAさんと同じように「上司がヘボい」と感じていたことがあります。しかし成長することでその考えは少しずつ変わってきます。
一番自分の成長を感じるのは、自分が上司と同じ立場に立ったときでしょう。今まで見えなかった視点で物事を見ることで、自分の成長を感じ更に上を目指す糧にすることができます。
長い社会人生活。どうせなら器の大きい優れた人間を目指してみませんか?
優秀な上司は、いかに自分より優秀な人間を部下にするかを考えています。
ヘボい上司は、いかに部下を自分に従わせるかを考えています。
優秀な部下は、いかに上司を持ち上げるかを考えています。
ヘボい部下は、いかに上司がヘボいかを推し量ろうとしています。
自分はこれからどうあるべきか、しっかりと考えてみよう。