「夢をかなえるゾウ」ドラマ化されたオモシロビジネス書レビュー。
katsuのテキトーレビュー | |
ジャンル | ビジネス(緩め) |
おすすめ年代層 | 10代~ |
読みやすさ | 5.0 |
役に立つ度 | 3.0 |
読み返したい度 | 2.0 |
総合おすすめ度 | 4.0 |
katsuです。
今回は知っている人、本屋で見かけた人も多いであろう「夢をかなえるゾウ」をご紹介します!
厚みがあり文字数も多い。一見初心者には厳しいように見えて中身はオモシロストーリー。あらゆる年代層の方にオススメの一冊です。
作者は水野敬也さん。タイトルは「夢をかなえるぞー」と「夢をかなえるゾウ」をかけているわけですね。そんなタイトルにも表れているとおり、ベタベタギャグの面白さが詰まっている上に学びもできるスグレモノです。それでは中身をご紹介していきましょう!
「夢をかなえるゾウ」ってどんな本?
さて、いつも本をご紹介するときは目次を転記する場合が多いのですが・・・
なんと、この本は目次がありません!
読み進める楽しみを奪わないためでしょうね!そんなところもちょっと面白い。
目次の代わりにストーリーを少し紹介しましょう。
主人公はさえない一般人。ある日著名人が集まるパーティに出席し、自分とは全く違う世界を目にします。格差を思い知った主人公は家に帰り、ビールをあおります。
「なんとか自分を変えたい、成功したい!」
そんな思いをインドで買ったゾウの像相手に泣きながら訴えました。するとその像から・・・ガネーシャというインドの神様が現れました。
「自分、変わりたいの変わりたないの、どっち?」
なぜか関西弁をしゃべるガネーシャ。姿は動物のゾウそっくりです。メチャクチャうさんくさい神様ですが、主人公は二日酔いに迎え酒をしながら教えを受ける契約書にサインします。ここからガネーシャと不思議な生活が始まります。
この本に目次はありませんが、最初に「本書の使い方」があります。
「今日からあなたはには、ガネーシャから出題される課題を、毎日一つずつ実行してもらうことになります。」
と書かれています。もちろんこの課題を実行するかどうかはあなた次第。なかなか難しいですが、本当に実行すれば何かが変わっていくでしょう。もちろん本を読むだけでも勉強になります。
では、ガネーシャの初日の課題をちょっとだけ紹介しましょう!
ガネーシャの課題1日目:靴を磨く
ガネーシャが最初に主人公に与えた課題は・・・
「靴を磨け!」
です。このストーリーにはイチローが登場します。
イチローは小学生の頃から、他の選手が帰ってもグラブを磨き続けたそうです。「神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない」と。主人公の商売道具は「靴」。その靴を磨けというのがガネーシャの重大な教えです。
主人公は全く意味がわからず、ガネーシャに食いつきます。しかしガネーシャは・・・
「成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。つまり、『自分の考え方にしがみついとる』ちゅうことやんか。さっき『そんなことして意味あるの?』と考えたまさにその考え方にすべての原因があるんやで。」
と一蹴します。仕方がなく主人公は靴磨きをします。すると、意外と靴磨きが気持ちの良いものだと知ります。
・・・これが1日目の教え。どうでしょうか、僕は理にかなっていると思います。本書には書かれていませんが、靴がキレイだと周りの人も「この人はしっかりした人だ」と見る可能性が高くなるでしょう。自分の考えや気持ちの問題だけでなく、周囲へも影響を与える中々良い教えですよね。
この本はこんな感じで偉人の紹介とともにお題がどんどん続きます。そして成長する主人公。最後には・・・
この続きはぜひ本を読んでみてください。読んで後悔はしないはずです。
さいごに
「夢をかなえるゾウ」のレビューはいかがでしたか?ちょっと読んでみようかな、と気になった方はぜひ読んでください。ビジネス書の入門編としては読みやすく、コミカルで楽しいので老若男女どんな方にもオススメです。
ちなみに「夢をかなえるゾウ」はドラマ化されたこともあり、かなりのベストセラーとなっています。続編として「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」があります。気に入ったら2と3も楽しんで読めますが、中身はほぼ別物ですのでやはり1がオススメですね。
ぜひ時間があるときに楽しんで読んでいただきたい1冊です!
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