ペンタブ最安価。板タブXP-PEN Deco 01 V2をレビュー!
katsuです。
今日はXP-PENの板タブDeco 01 V2をレビューします!
そもそもこれが何かといいますと、ペンタブレットの一種でパソコンやスマホ、タブレットに接続してお絵かきをするためのツールです。
ペンタブレット(よくペンタブと略されます)とは、専用のスタイラスペンをタブレット上で動かすことで、画面上のアプリにお絵かきできるツールです。イラストや漫画を書いたり、最近ではリモートワークのWeb会議などに使われることも多いようです。
ペンタブは大きく分けて3種類あります。
2.液晶タブレットパソコン一体型
3.板タブレット(板タブ)
液晶タブレットは一般的なタブレットのように画面上に直接絵を書くことができるため便利です。ただしその分お値段が高くなります。それに対し板タブは接続したパソコンなどの画面を見ながら使う板タイプのタブレットのため安価です。
今回はその中でも最も安価なXP-PENの板タブDeco 01 V2を購入したというわけです。なかなか評判も良いこの一品、さっそくレビューしていきましょう。
板タブXP-PEN Deco01V2開封の儀
今回購入した商品は上の写真のものです。どーんとアニメーション画像がありますので少し引いてしまう方もいるかもしれませんが、これは特別パッケージものみたいですね。商品リンクはこちらです。
中身は一緒ですが、記念セットの方が少し安くなっています。特筆すべきはこのお値段でおまけたっぷり、必要なものが全部揃っているのが素晴らしい。
箱の裏には仕様が書かれています。
特徴としては、まず作業エリアが10×6.25インチと広いこと。商品も思った以上に大きいです。そしてペンはバッテリーレスで壊れさえしなければずっと使えます。更にエクスプレスキー8個はパソコンに接続したときにショートカットキー機能を持たせることもできます。
では開封してみましょう!
箱の中に更に箱が!?
この青い箱、結構頑丈な作りで使用後はお片付けできるようになっています。なかなか親切設計ですね。ふたを開けてみます。
箱にぴっちり板タブが収まっています。これは大きい・・・表面に貼られているシールはサポートの連絡先シールです。このあたりも親切ですね。
板タブの下にはおまけで付いてくる保護シートが入っていました。
思ったより分厚くて下敷きみたいな感じです。更に下にはおまけがたっぷり。
全部取り出してみました。
まずマニュアルぽいのがいくつか。あとはスタイラスペン、ペンスタンド、接続用ケーブルと変換アダプタ2種類、交換用のペン先8個、作業用グローブです。これだけ揃ってこのお値段はお買い得感があります。
スタイラスペンは思ったよりしっかりしていてボタンが2個ついています。
パソコンで使うときにペン機能と消しゴム機能の切り替えや、右クリック機能として利用することができます。付属しているマニュアルですが・・・
各国の言語版なので、日本語として読めるのはこの2ページ分だけでした。はっきり言って読む必要は全くありません。(そもそも大したことは何も書いていませんし。)
このまますぐに接続して使えそうですが、最初に保護シートだけ貼ってしまいましょう。まず最初に表面のビニールシートを剥がします。
これを剥がさずに使って「使えません」というレビューがAmazonにいくつかありました。忘れずに剥がしましょう。
そしてシートを貼り付けます。
スマホやタブレットの保護シートをイメージしていたので、全面に貼り付けるのかなーと思っていましたが、両面テープが上部にあるだけ。位置がずれなければOKという仕様ですね。
はい、簡単に貼れました。スタイラスペンでこすってみるとサラサラとして良い感じ。シート無しの本体でもこすってみましたが、キュキュッとした感じで僕は嫌でした。シートを貼り付けて使う方が作業性が良さそうです。
ちなみに裏面はしっかりシボ加工されていて、滑り止めもついています。最低限の高級感があります。
あとはケーブルを接続すれば準備が出来上がります。板タブ側の接続端子はUSBに-Cですね。
接続ケーブルの先は普通のUSB端子。
パソコンに接続するときはこのまま繋げます。スマホやタブレットにつなぐときはこちらの付属アダプタを使います。
USB-CとマイクロUSBに変換可能。残念ながらこの板タブはiPhoneやiPadには接続することができません。
というわけで、開封と準備はすぐに終わってしまいました。保護シート貼り付けただけ。使い心地を試してみます!
板タブXP-PEN Deco01V2を使ってみる
ではXP-PENの板タブDeco01V2を使ってみます!我が家には一通りのガジェットが揃っていますので順に試してみましょう。
Androidスマホに接続してみる
まず僕が使っているAndroidスマホに接続してみることにします。接続端子はUSB-Cなのでこんな感じでアダプタを取り付けます。
ここでひとつプチ欠点。
このアダプタ、大きすぎてスマホケースを付けてると刺さりません!
仕方がないのでケースを外して接続。そして僕のスマホにはお絵かきアプリが入っていないので、Google PlayからアイビスペイントX(無料)をインストールしました。すると・・・
こんな感じで画面上にカーソルが出ます!
あとはスタイラスペンを滑らせると自由にお絵かきすることができました。ペンを板タブに近づけると信号を受信する青ランプが点灯し、画面の範囲を示すカギカッコもライトアップされます。
実際にお絵かきするスマホ画面と板タブのサイズ感があまりに違いすぎるため違和感がありますが、なかなか感触良くお絵かきすることができます。
指と何が違うの?と言われると・・・一番は筆圧で線の太さを自由に調整できることでしょうか。強く押し付ければ太い線、弱く触れば毛のように細い線を書くことができます。
Androidタブレットに接続してみる
次にAndroidタブレットに接続してみました。
こちらもアダプタを取り付けて接続。タブレットにはアイビスペイントXをインストールしました。こちらも接続するだけで使用可となりました。ちなみにスマホやタブレットに接続するときは板タブの長手方向を合わせます。つまり、スマホで使う場合は板タブも縦向きにして使うということです。
さっそくペンを走らせてみました。
ペンの強弱によってこのように太さを自由に調整できます。保護シートを貼っているせいか、かなりツルッと滑らかに書くことができます。
ちょいと我が家の芸達者にお絵かきしてもらいました。ちなみに僕は絵が描けません。(なんでペンタブ買ったんや!?)
ドラえもん
ぶりぶりざえもん
両方とも数分でちょちょいと描かれてしまいました。結局使い心地はお絵かきアプリに依るのかもしれませんが、初めてでも感覚的に使えてしまいます。
パソコンに接続してみる
いよいよパソコンに接続してみます。板タブの主な使い道はやはりパソコンに接続しての高度なお絵かきでしょう。(僕は描けんけど)
パソコンで使う場合はいくつか準備が必要です!
まずドライバソフトを入れる必要があること。そしておまけで付属してくる無料お絵かきソフトを頂くこと。このふたつが必要になります。この方法はマニュアルにも書いておらず、パソコンに慣れていない方には難易度が高いかもしれません。だからこそサポートが充実しているのでしょう。ちなみに僕はパソコンに慣れっこなので困ることはありませんでした。
方法は次項で説明するとして、こんな感じで無事に使うことができましたよ。
無料お絵かきソフトopenCanvasをDellパソコンにインストールしました。このXP-PEN Deco01V2は、有料お絵描きソフトopenCanvasかArtrageのどちらかを購入特典として無料で頂くことができるのです。
どちらが良いかよくわからなかったのですが、よく使われていそうなopenCanvasをインストール。我が家のDellパソは超遅いのですが、軽いアプリなのでさくさく動きます。もちろん板タブもしっかり使えましたよ!
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板タブXP-PEN Deco01V2ドライバをインストールする方法
では板タブのドライバをパソコンにインストールする方法を簡単に説明しておきます。ドライバというのは接続する機器を使えるようにするためのソフトです。XP-PENの場合はエクスプレスキーの設定などをするためにインストール必須と言って良いでしょう。
まずXP-PENの公式サイトのダウンロードページへ移動します。
https://www.xp-pen.jp/download/index
こちらから対象機種(今回はDeco 01 V2)を選ぶとこちらの画面が表示されます。
マニュアルなどなどもダウンロードできますが、今回はドライバの最新版をダウンロードします。MACの方は上、Windowsの方は下の「ダウンロード」をクリックし、入手したファイルを実行するだけでOKです。下に「New UI Beta Driver」とありますが、無理をしてBeta版をインストールする必要は無いでしょう。インストールが終了すると設定アプリを開くことができます。
ここからスタイラスペンのクリック機能設定や、エクスプレスキーの設定を行うことができます。
XP-PEN購入特典:お絵かきソフトを無料で入手する方法
次にXP-PENのペンタブ購入特典であるお絵描きソフトを入手する方法です。残念ながら商品にはこの情報が全く同梱されていません。この点はマイナスですね。
まずはXP-PENの公式サイトへ移動します↓
ここから「サポート」⇒「購入特典」に移動し、こちらの画面を開きます。
基本的にはここにある「ご案内」を見ればOKです。が、これもパソコン初心者の方は少し難しいかも。まずいちばん下の「ログイン」を押し、会員登録する必要があるんです。
こちらがアカウント登録(会員登録)画面です。最初にメールアドレスだけを入力し「認証コードを送信」ボタンを押します。このあたりコツがいります。すると入力したメルアド宛にコードが届きますので、そのコードを認証コード欄に入力し、パスワード、ニックネーム、お名前、生年月日、国を設定して「新規登録」を押します。まずこれで会員登録が終了します。
会員登録を終えて元の購入特典ページに戻ると、ひっそりとこちらの部分が追加されているはずです。
ここで国(Japan)を選び、製品シリアル番号(板タブの裏に書かれているアルファベットと数字の羅列)を入力し「認証」を押します。
これでようやくダウンロードの準備が整いました。openCanvasかArtRageか好きな方のライセンスキーを受け取りましょう。僕はopenCanvasにしてみました。あとはこちらのダウンロード手順に従ってソフトのダウンロードを行いましょう。
ひとつだけ。openCanvas入手の際、「シリアルキー管理」のタブを表示するためにはportalgrophics.netの上に表示されているオレンジ色のボタンをクリックしてください。後は手順通りで問題無くダウンロードできるはずです。
ダウンロード⇒インストール⇒ライセンスキーの登録(アクティベーション)を行えば完全に準備完了です。あとは板タブを思い切り楽しみましょう!
さいごに。XP-PENの板タブ購入満足度は?
さて、今回購入したXP-PEN Deco 01 V2。
僕の感想は総じて満足です。この値段でこれだけおまけがあればまあ良しです。
初めて板タブを購入しましたが、やはりおまけがたくさんあるのは良いですね。逆に少し不満を感じたのがお絵描きソフト。業界で最も利用されているらしいCLIP STUDIO(通用クリスタ)が使えれば言うこと無しでした。
同じ価格帯でクリスタのDEBUT版が貰えるのがこちら。
ワコムの板タブです。ワコムは漫画家やイラストレーターにとっては定番のメーカー。本当に真剣にペンタブに取り組むのであればワコム製を購入するのがベストかもしれませんね。ただしこちらはXP-PENほどおまけが付属しません。
ちなみにクリスタは単品で結構安くで購入することができます。
そして思い切ってワコムの入門用液タブ(液晶タブレット)を購入するのも手。
もちろん更に上級の機種を購入するのも手です。どんな組み合わせでお絵描き環境を整えるか。これを考えるのも楽しいものです。
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