プレゼンのススメ。緊張せず上手に発表するには?(その2)
布団がいつも恋しいです。
katsuです。
前回、プレゼン前日までの準備の方法をまとめました。「準備編」はこちらです。さて、今回はプレゼン当日に緊張しない技術をお伝えします。
プレゼンで緊張しないためには ~当日編~
準備編の続き。項目4から始めてみましょう。
5.プレゼン会場の空気を自分のものにする。
6.プレゼン中は聞き手の立場に立ってみる。
7.プレゼン終了後は「終わった~♪」
準備編が物理的な準備であったとすると、当日編は精神的な部分が多いと思います。
4.プレゼン直前に自己暗示をかける
さて、いざプレゼンです。当日はとにかく緊張するものです。特に大事なプレゼンでは
「もしも失敗したらどうしよう・・・」
とすぐに考えてしまいます。緊張の原因を追求すると、意外と自分の都合が多いものです。
・失敗したら恥をかくかも
・失敗したら周りからの見る目が変わってしまう
・失敗したらかっこ悪い
・・・全部自分の都合なんですね。まずは聞き手のことを第一に考えてみましょう。
聞き手にしっかりと説明することさえできれば、不格好なプレゼンでも良いのです。かっこ悪くても、精一杯自分を出し切ることができれば「カッコイイ」のです。
それさえ肝に命じておけば、あとは自信を持って発表するのみ。直前に自信を持つためには、とにかくポジティブな言葉を口にしておくのが一番です。
「自分はできる」
そう口に出すだけで、本当に自信が湧き出るのですから人間って不思議なものです。
特に効果的なのは鏡です。プレゼン直前にトイレに行って、鏡を見てみましょう。自分の目をしっかりと見て
「お前はできる」
と暗示をかけてみましょう。これまた不思議なもので、自分の目にじっと見つめられて不思議と気分が落ち着くものです。
そりゃ、鏡の向こうの自分が緊張でビクビクしてたらかっこ悪いですよね。大丈夫、落ち着きなよ(笑)って言ってあげましょう。
5.プレゼン会場の空気を自分のものにする
突然ですが人の「心」ってどこに存在するか知っていますか?
心臓の部分や頭にあると思われがちですが、一説によると人の体の表面を覆っているようなものらしいです。よくオーラとか言われるアレですかね?そしてこの心というものは、伸縮性があって部屋いっぱいに広げることもできるそうです。
さて、プレゼンの話に戻ります。
プレゼン会場というのはとにかく緊張するものです。自分のいわば緊張の「敵」が周りに大勢いるのですから。
さて、ひとつの技術として先ほどの「心」。この心を、プレゼン会場いっぱいに広げてみましょう。
これも精神的な考え方ではありますが効果は抜群です。プレゼンの技術本にも時々記載されていることもあります。
プレゼン会場の周りの空気というのは、とにかく重苦しいものです。そこを、自分の「心」を部屋いっぱいに広げて、
この部屋は自分のテリトリー、自分の空気(心)で満ち溢れている
と考えるのです。
これまた不思議なもので、周りのとげとげしい(と感じていた)空気を自分のものにすることで緊張を緩和することができます。
6.プレゼン中は聞き手の立場に立ってみる
さて、プレゼン中は聞き手のことを第一に考えましょう。自分の「うまくしゃべれてるかなあ」とかは不要です。
全ては聞き手のために。
この考えが一番大切です。相手の気持ちを考えて話す。これが、相手にとっては一番嬉しいことなのです。
プレゼン中は、聞いてくれている人の顔を一人ずつ見てみましょう。色々な人がいます。
自分の話をうんうん、と熱心に聞いてくれる人もいれば、眠そうでコックリコックリとなっている人もいるでしょう。
熱心な人がいるということは嬉しいことではありませんか。コックリきている人相手に緊張するなんて無駄なことではありませんか(笑)。
プレゼンターは聞き手のことを第一に考えますが、聞き手は特にプレゼンターのことを深くは考えていないものです。気楽にしゃべってみましょう!
7.プレゼン終了後は「終わった~♪」
さて、プレゼンのススメ最後になりました・・・
プレゼンが終わった後も大切です。もちろんプレゼンが100%うまくいけば良いのですが、全てうまくいくということはまずありません。
あの部分はこうしたら良かったとか、この部分は失敗してしまったとか、いろいろあるでしょう。
悪いことを振り返るのはやめておきましょう!むしろプレゼンを必死で頑張った自分を褒めてあげましょう。
あれこれ反省するとプレゼンが嫌いになります。それよりもプレゼン終了の清々しさを十分に楽しんで、次回またプレゼンを頑張りましょうよ。
プレゼンが終わった時は
終わった~♪
で良いのです。
プレゼンって自分を育てられます
ここまで読んでくださってありがとうございます。そして、プレゼンされた方、お疲れ様です。
当日編はほぼ精神的な考え方で満載でした。こんなことで緊張しなくてすむのかなあ、と思われる方も多いでしょうが、まずは試してみてください。
そして、皆さんは自分自身のプレゼン論をこれから見つけていってください。聞き手を楽しませるプレゼンターを目指しましょう!