公園や道路でのボール遊びを確実にやめさせる方法【小話】
by katsu
katsuです。この活ノートは「いいものなんでも」紹介するブログですが、今日は少し変わったお話をお届けしましょう。
公園や道路での子供のボール遊びを確実にやめさせる方法をお伝えします!
あ、いや、期待しないでください。この記事はブログの「人生を変える言葉たち」というカテゴリーに書いています。そしてタイトルを見てください。「小話」って付いてますよね?
ちょっとした僕の経験談。ここから何かを読み取っていただきたいのです。
それでは始めます!
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katsuも公園のボール遊びに悩むひとり。
さて、我が家も子供たちのボール遊びに悩む家庭のひとつです。新興住宅なので若いパパママが多く、周りは子供で溢れています。あまり詳しくは書きませんが、小学生が住宅内に100人以上います。家庭訪問に来た小学校の先生が、
「毎日お祭りみたいですね」
って言うぐらいですから大したものです。子供たちが元気なのは良いのですが、被害がでるとなると考えものです。特にボール遊びはボンボンと低い音が鳴り響き、家の中にいてもうるさくて仕方ありません。でも、音だけなら我慢できるんです。
ふと外を見ると車の天井がバスケットのゴールになっていて、ボコン、ボコンとボールが当てられていることがあります。サッカーボールは全力で蹴られ、家の壁でドスンとものすごい音を発します。いつガラスが割れてもおかしくありません。
ここまで来ると僕も黙ってはいられません。こんな時に考えるのはこんな対応でしょう。
・自治会に相談する
・子供に直接説教する
こんなことぐらいしか無いんですよね・・・よく壊れやすいものを置いて壊させる、なんて話もありますが、どれもしばらくすると再び子供たちはボール遊びを始めます。子供というのは元気かつポジティブなもので、一度反省しても再び自分のやりたいことをやってしまうものです。
そんなとき、ふと昔の自分のことを思い出しました。
そう言えば僕も、ボールを人の家にぶつけたり公園でソフトボールをしたりしたものです。隣の家の人からは困ったような表情で怒られたことを思い出します。立場変わると・・・ですね。そんな僕の幼き日々。ある日、いつもの通り公園でソフトボールをしていた僕たちは・・・
隣の家の人に見事にソフトボール遊びを封じられました。
その隣人はどうやって僕たちのボール遊びを封じたのか。深イイお話なんですよ。
ボール遊びをやめさせる(やめさせられた)方法
さて、その隣人というのは地域でも有名なK先生という人でした。夏休みや冬休みになるとボランティアで近所の子供たちを集め、勉強を優しく、わかりやすく教えてくれるような人格者でした。そんな先生にもご迷惑をおかけしてたなあ・・・
さて、この先生が僕たちのボール遊びを封じた人です。
K先生がボール遊びをやめさせた方法、流れを会話も含めて書いてみましょう。そう、K先生は直接僕たちにしゃべりかけてきたのです。
K先生:
「やー、みんないつも元気やな!」
K先生がソフトボールをしている公園にやってきました。
僕ら:
「・・・(K先生何しにきたんやろ?)」
K先生:
「今日はみんなにイイもの持ってきたんや!」
僕ら:
「えーなに持ってきてくれたん?」
K先生は細い竹を何本も持っていました。よく見ると手が加えられているようで、みんなは興味津津。子供ってこういうの好きですから。K先生はニコニコしながら組み立てていきます。そして完成!
K先生:
「これで走り高跳びができるんやで!」
そう、それは手作りの走り高跳びセットでした。どう見ても手作り感満載で、下手をすると壊れてしまいそうな出来栄えです。走り高跳びは小学校高学年くらいで習いますし、飛び方も知っていました。それでもK先生は僕たちが怪我をしないように見守ってくれました。
正直、走り高跳びにそれほど興味は無いし、やりたくもない。けどK先生がせっかく作ってくれたし、見守っていてくれてるし、飛ぶしかありません。
そこそこ飛んだ僕たちは・・・
僕ら:
「じゃ、そろそろ帰ります」
すごすごと帰りました。
その後その高跳びセット、ずっと公園に置いてありました。でも、高跳びをすることは二度とありませんでした。
公園に遊びにいって高跳びしないと申し訳ないし、ボール遊びをしていても先生が出てくると高跳びをしないとダメなような気がして、その後その公園には近づかなくなってしまったのです。当然、K先生が高跳びを教えてくれるという噂は子供たちに広まり、その公園には誰も近づかなくなってしまったのです。
・・・というお話。
さいごに
さて、このK先生のボール遊びをやめさせる方法、どうでしたか?言いましたよね「小話」ですからって(笑)
大人になった今だからこそ、K先生の目的がはっきりわかります。よほどボール遊びが迷惑になっていたんだろうなあ、と申し訳なく思います。そして僕たちのことを気遣ってくれていたこと、本当に感謝の思いでいっぱいです。
普通にボール遊びをやめさせようとすると基本的に禁止する(抑制する)方法になると思います。しかしK先生がとった手法は、自らやめさせる(諦めさせる)方法です。
直接子供たちと関わらなければならないので、現実味はあまり無いかもしれませんが・・・それでも僕たちはボール遊びをやめたのです。
同じ手法をとることは難しいかもしれません。でも、目から鱗ではなかったですか?
そしてここまで読んで頂くと・・・ちょっと深イイお話でしょう。近所でのボール遊びに困っている方、この小話から何か良い方法を思いつきませんか?禁止するだけが手段ではないということですね!
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