N-MAT試験完全攻略!経験者が最強の対策を教えます。
katsuです。
今回は社会人、特に管理職を目指すエリートさん向けの記事です。
N-MAT試験で高得点を取る方法をお教えします!
そもそもN-MAT試験とは何ぞや?ってお話になるはず。世の中で大っぴらになっていないのにも理由があります。そのあたりも含めて詳しく説明していきましょう。
「上」を目指す社会人さん、読んで損は無いはずですよ。
N-MAT試験とは何か
まず最初にN-MAT(エヌマット)試験とはそもそも何なのかを説明しておきましょう。
N-MATとはリクルートが作っている管理職への昇進・昇格適性検査(アセスメント)のことです。
早い話が昇格試験です。
企業はいわゆる「仕事ができる人間」を昇進させて経営能力を維持向上する必要があります。しかし「仕事ができる人間」をどのようにして選ぶのかは非常に難しい問題です。
ぶっちゃけ、昔ながらの会社は人の判断で人を昇進させます。それは会社側の人間の「人を見る目」を頼るということです。仕事ができると思う人間を昇進させるのですが、果たしてそれが公平な判断なのかどうかは誰にも判断できません。そこで人の能力を数値化するツールが必要となります。それがN-MAT試験というわけです。
試験で簡単に人のことがわかるかどうかは賛否両論あるでしょうが、少なくとも公平な判断材料にはなります。ここ最近では大手企業や優良企業でも、人事評価のひとつの材料としてN-MATが使われることも少なくないようです。そして・・・
僕自身N-MAT試験を受験した経験者です。
もはや数年前の出来事なのですが、最近ふと思い出したのでブログネタにすることにしました。
N-MAT試験で昇進するためには?
さて、このN-MAT試験。会社の中では大っぴらに存在が明かされてはいないはずです。ある日突然上司から、
「この日○○会議室に来てよ」
なんて言われ、突然受験させられる試験だからです。
人の性格や能力を客観的に測るため、存在を知らされないまま突然受けさせられるのです。当然何度も受けると精度が下がるため、会社人生の中で1回しか受験できません。
ところが、本来は会社の中でヒミツにされているはずのN-MAT・・・噂は漏れるものです。
実は僕も受験前にN-MAT試験の存在を知りました。そして自分が受験するのだという事実も。早速ネットで調べてみると、どうやら対策本も出ているではありませんか。
一生に一度、人生の掛かっている試験で手を抜くわけにいきません。
ネットで調べてN-MATの意義を知ったものの、意を決して事前準備することにしました。その内容と試験の受験結果をお伝えしましょう。
N-MAT試験の対策はどうすればいい?
突然行われるN-MAT試験の対策なんてできるの?と思われるかもしれませんが、実は結構対策しやすいんです!!
対策本を購入して勉強すれば十分すぎる効果を得られます。
試験問題はどんどん更新されるのですが、その度に試験内容が大きく変わると公正に人の能力が測れません。そのため、ある特定の問題が決まって出題されるのがリクルートのN-MATの常のようです。
僕が受験した当時、N-MAT試験はそれほどメジャーでは無かったので世の中に3冊しか対策本が存在しませんでした。僕が購入した対策本はこの3冊です。
※当時の記憶で・・・。改定されているようですがこの3冊のはずです・・・。
上記リンクから他のN-MAT対策本も検索できますので、ぜひじっくり探してみてください。やはり僕は少なくとも3種類の購入をオススメします。
1冊は適性検査を重要視したもの。実際に模擬試験を受けることができるものが良いです。そしてあと2冊は国語と算数の試験問題をたっぷり掲載したもの。同じタイプの試験が出題される可能性がかなり高いので、2冊やりこんでおけばかなりの対策となります。
N-MAT試験の勉強をするコツ
さて、当時の記憶を呼び起こしつつ勉強のコツをお伝えします。最後に僕が受験した結果もお伝えしますよ・・・。まず大きく分けてN-MATの出題内容は3つに分類されます。
1.国語の問題(概念的理解)
2.算数の問題(論理的思考)
3.適正検査(SPI試験)
この3つをバランス良く勉強する必要があります。それぞれのコツを簡単にお教えしましょう。
国語の問題(概念的理解)
まずは国語問題の対策です。
国語は3つの中で最も対策を省略できる科目でしょう。
なぜなら国語の問題(概念的理解)の内容は中学や高校の国語のテストと何ら変わらないからです。基本は文章問題ですので、読解能力があれば特に準備は必要ありません。ただ、練習問題をやっておくことで学生時代の勘を取り戻すことができるはずです。読み物を楽しみながら問題集を説いておけばOKでしょう。
算数の問題(論理的指向)
次に算数問題。
計算得意やから対策しないでいいかーと思っていると痛い目に合います。
難しくはないですが、これまで見たことの無い問題が出題されるはず。考えればわかる問題ばかりですが、解き方を事前にマスターしておくことが試験時間短縮のためとても重要になります。問題集で「問題の解き方」をしっかり勉強しておきましょう。時間をかけて同じ問題を何問も解く必要は全くありません。
適正検査(SPI試験)
さて、最後に適正検査です。
N-MATにおいてこの適正検査こそが最も重要であることを十分に知っておきましょう。
後で僕の試験結果も公表しますが、N-MAT試験の結果表は適性検査の内容がほとんどを占めます。また、対策を行っておくことで驚くほど点数を上げることができます。ただ・・・自分の適正(性格)を偽ることになりますので、それが本当に正しいのかどうかという罪悪感は残ります。
N-MAT試験結果はこんな感じでした
では最後に、僕の試験結果と感想を少し書いておきましょう。まず国語と算数の結果はこちら。
概念的理解(国語)と論理的思考(算数)をあわせて知的適応性と呼ぶようですね。概念的理解は5段階で4、論理的思考は5段階の5です。ある程度の事前対策をしておいたので・・・こんな感じ。
ちなみに受験者に配布される点数は5段階ですが、リクルートから企業に提出される報告書は7段階で評価されているようです。受験者にはその点数を知らされることはありません。
次に適正検査の結果です。まず対人関係面における性格特徴。
外向、統率、理性、強靭側にメーターが振り切っています。管理職に求められるのは確実にメーターの右側。そちらに全て張り付く最高の結果となりました。
実は適性検査を受ける直前、本で対策した通りに回答するべきか、それとも自分の本性でやるべきかを迷いました。ですが人生がかかっている!と自分に言い聞かせ、本で対策した偽りの自分で回答しました。今ではこれで正解だったと思っています。周りのライバルたちもみんな対策しますからね。手を抜くわけにはいかないと自分に言い聞かせました。
次は問題解決面における性格特徴です。
一見評価はバラけているように見えますが、これは書籍で対策しまくったベストの結果です。
現状を維持するよりも改革に挑戦する。
すぐ行動するのではなくじっくり考える。
だが慎重というわけではなく大胆さも持ち合わせている。
勝手に行動せず周りの承認を得ながら行動する。
こんな結果になっています。書籍で対策を進めるとわかりますが、適性検査で唯一難しいのは「思索・行動」と「慎重・大胆」の部分です。思索するのは良いが慎重は駄目。行動は駄目だが大胆は良い。このあたりのニュアンスが難しいと感じるはずです。
次に職務タイプ別の適応性と指向。
これも100点満点の結果を叩き出しています。
組織管理、企画開発、創造革新という管理職に求められる能力全てにおいて、適応性・指向ともにMAXです。ちなみに適応性と指向が離れていると適正チェックでウソをついていると判断される場合があります。実務推進だけはすこし低め。ここは高すぎるとただの実務屋さんと判断されるので低めの結果になります。
・・・というわけで、以上が僕の結果です。
ここまで書いてなんですが、こういった適性検査まで対策する必要があるかどうかは僕からは何とも言えません。僕自身、書籍を買ってここまで自分の性格を調整できるとは思っていなかったんです・・・。
これからN-MAT試験を受験される方、試験の対策方法だけでなくどのようにN-MATと向き合うべきか。どのように昇進と向き合うべきかもぜひじっくり考えてみてください。僕の心情が少しでもお役に立てればと今回の記事を書きました。
さいごに、リクルートの解説書からひとこと。
試験を自己理解のきっかけとして見ていただければ良いのです。
この言葉を贈ります。
僕は自己理解のきっかけとすることはできませんでしたが、試験で高得点を取ることができました。どちらを選ぶべきかは皆さんにおまかせします。
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